先週の「隠(なばり)街道市」に引き続き、10日(土)、11日(日)、12日(月)の3日間、今度は本拠地赤目に帰って、「秋のしじま展’07」を開催しました。
昼間は紅葉見物の車でにぎわう店前の道路ですが、夕暮れ時ともなると、行きかう車も少なくなり、店のまわりは深い秋の夕暮れの静寂(しじま)に包まれてきます。前を流れる滝川のせせらぎが一層その音を高くし、少し肌寒さを感じて見上げる空には星がまたたき、一杯の熱い珈琲が最高のぜいたくに思えてくる。---そんな夕暮れ時を中心に、日ごろは味わっていただけない「結」のもうひとつの魅力を見てもらいたいというのが今回の趣旨でありました。
土日は、日中はたいへん暖かく、火もいらないような日和でしたが、それでも囲炉裏に火をいれ、魚やしいたけやらを焼きながら食べる、お釜で炊いたお焦げ付きのごはんは、日ごろ都会ではなかなか体験できないもので、お客様には大好評でした。
(闇に浮かぶ「結」の灯り)
「秋のしじま展」は、今回はじめての開催でしたが、次回また、嗜好を凝らして楽しいイベントを企画したいと思いますので「結」の今後にぜひ皆さまご期待ください。(店主)